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■6/21、霧雨が降りしきる中を地元の蛍を見るために一人で出かける。

■今年こそはいっぱい見に行くぞと決めていながら、
 月バグの〆切に追われて、結局 蛍見の回数は去年以下に。
 せめて見納めをと思い、小走りに久良岐公園へ向かう。

■時刻は21時過ぎ。 蛍の飛翔ピーク時間とは少しズレている。
 というか、ただでさえ悪天候で、しかも時期が遅い。
 こんな調子で蛍を見ることが出来るのかと不安になる。

■公園に向かう途中、薄暗い道の街灯に照らされる霧雨がきれいだった。



■公園に到着するも辺りに人影は見当たらず。まぁ、当然といえば当然か。

■観察場所へ近づくと運がいいことに一匹の雄蛍が地面近くを漂っていた。
 さっと駆け寄り手のひらへ包み、少しばかり観察して宙に放つ。
 ふわふわと大樹の葉陰へ消えていった。

■誰かに見つかると何となく気恥ずかしいので、茂みにしゃがみ込み上を見上げて過ごす。
 雨の音と、水が流れる音と、遠くから聞こえる蛙の声くらいしか聞こえない。
 草の匂いがすごい。暗くて薄気味悪いが (変質者も多いらしい) 癒される。

■蛍の姿はほとんど見えない。
 ときおり柵の向こうの茂みの影で一匹、ニ匹、光る程度。
 それでも見れないよりはマシだ。とても嬉しい。

■あまり遅くならないうちに帰ろうと歩き出したところで、目の前を飛ぶ蛍を見つけた。
 傘で軽く宙を掻くだけで簡単に捕まる。
 これが蝿なら傘が近づく間もなく姿が見えなくなっているだろうに。
 そんなのんびりした飛び方をする蛍が大好きだ。

■そっと指先に留めてみた。こんな爪の先ほどの蟲が光っているんだものなぁ。

■やがて茂みの陰へと帰っていく蛍を見送ってから帰途についた。



■雨の日の蛍も良いものですね。

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自己紹介:
横浜の山の上在住。
臆病で優柔不断な性格です。

昔は獣を描いたり、デブを描いたり、デブ獣を描いたりしていました。
今は主に女の子を描いたり、デブっ娘を描いたりしています。
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